LOVE School Life Ⅰ【完結】
転校して…なんか、自分の運命が大きく変わってしまった。
大袈裟かもしれないけど、私にはそう感じる。
秋人との期間限定の交際。
シゲからの告白。
「何でこうなっちゃったんだろ…」
この一週間を思い出して、そんな言葉がついて出る。
独白したのに、それは聞こえていたみたいで。
「何が?」
そう、後ろから声がしてびくっとしながら振り向く。
おっはよーって言いながら、笑顔でひらひらと手を振る秋人がそこにいた。
「おはよ」
「うん。で、何がこうなっちゃったの?何かあった?」
「あ。そんな事言ってた?私」
咄嗟に誤魔化すけど、秋人を誤魔化せるとは到底思えない。
「うん、言ってた。あ、くまがある。
眠れなかったの?」
「折角、勉強してたからさ、教えてもらったとこ復習してたんだ。
したら、いつの間にか時間経っててね」
あはは~なんて頭をかいてみる。