LOVE School Life Ⅰ【完結】
「学校来てるのかよー。お前」
「そうだよ、最近見なくね?」
瞬はもう私なんてどうでもいいように、視線を逸らすとぼそっと答える。
「…んー行くのめんどくさくって」
「じゃあ、何で制服なんだよ」
確かに。
学校行ってないのに、どうして制服着てるんだ。
「……朝は無理矢理追い出される」
「ああ。あの母親か」
「ん」
ガシガシと頭を掻くと、瞬はまたゴロンっと寝転がる。
「起きろー」
「…後、一時間寝る。そしたらバイト」
「え。瞬バイトしてるん?」
「うん、デートクラブ」
「……………」
…………………………なんですと?
この部屋の空気が凍ったぞ。