LOVE School Life Ⅰ【完結】


「ちょ。おま」


結城と本間があたふたしてる。
もちろん、私も唖然としていた。


「…瞬、学校にバレたら退学だぞ?」


秋人は冷静にそう、瞬に言っていた。
こういう時、本当に秋人って…大人だ。


「…別にそれでもいいよ、俺」

「ダメでしょ!一緒に卒業したいじゃん」

「……俺、そういうの興味ないし」


三人がやいのやいの言ってるけど、瞬はそれを顔をしかめて聞き流している。
本当に、どうしてこの三人と一緒にいるのかわからないぐらい、瞬って違ってるわ。


「…うるさい、寝られない」

「瞬ーーーっ」


瞬はもう、そっぽ向いて眠りに入っていた。
すでに寝息をたてている。


「そっか。瞬たん…デートクラブ」
< 214 / 295 >

この作品をシェア

pagetop