LOVE School Life Ⅰ【完結】
「ちょ。おま」
結城と本間があたふたしてる。
もちろん、私も唖然としていた。
「…瞬、学校にバレたら退学だぞ?」
秋人は冷静にそう、瞬に言っていた。
こういう時、本当に秋人って…大人だ。
「…別にそれでもいいよ、俺」
「ダメでしょ!一緒に卒業したいじゃん」
「……俺、そういうの興味ないし」
三人がやいのやいの言ってるけど、瞬はそれを顔をしかめて聞き流している。
本当に、どうしてこの三人と一緒にいるのかわからないぐらい、瞬って違ってるわ。
「…うるさい、寝られない」
「瞬ーーーっ」
瞬はもう、そっぽ向いて眠りに入っていた。
すでに寝息をたてている。
「そっか。瞬たん…デートクラブ」