LOVE School Life Ⅰ【完結】
「ああやってカモフラージュしてるんだよ」
そんな私に気付いたのか、秋人がこそっと耳打ちする。
成程。
……でも、どうしてカモフラージュ?
更に頭の上にハテナマークが浮かぶ。
「届けとか出せない内容なのかもね」
「……え?」
「許可取ってないのかも」
「………」
それって。
「…瞬は大丈夫なわけ?」
「わかんない。内容に寄ってはヤバイかも」
「………助けに行かないと」
「え?」
「えっ」
「え」
三人が同時に私の顔を見る。
だって、瞬を助けないと。
瞬がヤバイ事に巻き込まれるかもしれないんでしょ?
「…助けに行くのはいいけど、愛ちゃんは絶対行っちゃダメ」
真剣な表情で秋人が私に言う。