LOVE School Life Ⅰ【完結】
「まあ、それはさておき。
どうやってやめさせるか」
腕を組んでそう言うのは秋人。
皆首を捻る。
「それだよね」
「酷いクレームつけてみる?」
「クレーム?」
本間がニヤっと笑った。
「そう、瞬が酷いってクレーム入れんの。
クビにさせるって話」
「それでやめさせてくれるかな?」
「どうだろ」
「でも、やってみる価値はあるな」
それから三人の視線が私に集まった。
「え?」
何?何で私を見るの?
「…そりゃ、クレームって…男が入れられないでしょ」
「女が行くんだから」
「え。ええええええええ!?」
私がクレーム入れんの!?
む、無理!絶対無理。
首をぶんぶんと振る。