LOVE School Life Ⅰ【完結】
「お?なんだ、こいつ。お前の知り合い?」
後ろの男が瞬の肩に手をかけて、私を指す。
「瞬!」
私の肩をぐいっと引き、前へと出たのは秋人だった。
すぐ後ろに本間に結城もいた。
「…お前ら」
瞬は呆れた様に呟く。
「どういう事?何こいつら」
訝しげな顔で私達を見る男。
「あー…同じ学校のヤツらです」
「ふーん?結構イイ面してんな。こいつらも働かせろよ」
ジロジロと私達の顔を見ると、男が口角を上げてそう言う。
瞬はそれにうんざりとした顔を見せた。
「この女、ビデオ出演も良さそうだな。
こういうのウケいいんだよ」
そう言うと、男は足元から全身をねっとりと舐めまわす様に見る。
瞬の前へ出ると、
「どう?AV出てみない?」
そうやって私に男は尋ねて来た。
はあ!?AV!?
誰が出るか!!!