LOVE School Life Ⅰ【完結】
「はあっ!?てっめぇ!!」


最初にその言葉に反応したのは秋人だ。
瞬に掴みかかる。


「ちょ、秋人!」


それを止めようと間に入ろうとするが、力が強くて私じゃ止められない。
結城と本間に助けて貰おうと、振り向くが二人とも瞬を睨みつけていた。


「バカ、止めてよ!二人とも!!」


二人にそう言うけど、動く気配がない。


ああああ、もう!!!


「秋人!!殴ったら今すぐ別れるから!!」


その言葉に、秋人の動きが止まる。
一応、効果あるみたいだ。




「……何、付き合ってんの?二人。ふ~ん」


胸倉を掴まれたままなのに、一切表情を変えずに瞬がそう言った。
瞬は学校に来てなかった事と、あまりそう言うのに興味ないからか、私達の事を知らなかったらしい。
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