LOVE School Life Ⅰ【完結】
「あ、愛。一応、俺彼氏いるヤツには手出さないからさっきの忘れて」
「……」
「まあ、愛がいいならいつでも歓迎するけどな」
そうやって、くくくっと笑う。
秋人の手が怒りからなのか、震えていた。
我慢させてごめん。
でも、ここで瞬を殴ったらダメな気がして。
そう思ってたら。
ドゴって鈍い音がすぐ横でした。
目を真ん丸にして、その様子を見つめる。
音の正体は結城だった。
「あっきーが殴れないみたいだから、俺が殴っておいた」
…いや、蹴りだった。
間違いなく、蹴りだった。
瞬の腰目がけて、結城が思いっきりキックをかましてた。
私は目の前でそれを見てたよ。
って、そうじゃなくて!!