LOVE School Life Ⅰ【完結】
「結城!!!」
そう叫ぶけど、結城は一切私の様子なんて気にしてなくって、更に瞬に詰め寄っていた。
結城は笑顔なのに、笑ってない。
何コレ、めっちゃ怖いんですけど。
「…俺ね、女の子好きだし」
……はあ?
いきなり何を言い出すの?
私はポカンと口を開けて結城を見つめる。
「色んなとこがふにゃふにゃしてるし、可愛いし。
そりゃ、AVとか、そんなエッチなのも見るし」
「……」
だから、何を言って…。
「でもさ。
俺の友達がやろうとしてたら全力で止めるよ」
結城の真剣な顔。
言葉が詰まる。
「金の為にってやろうとするんだったら、俺が一生払ってもいいって思う。
それは男も一緒。俺の友達がバカな事してんのに、止められないとか。
こういう時に、黙って見てるのが正解?
そんな友情くそくらえだっつーの!」
「……」
……結城。