LOVE School Life Ⅰ【完結】


「あははははははっ」


……え?は?
え?
どういう事?
瞬が爆笑してる?
え?
ちょっと待って。
笑うとこなんて、ニヤリとか、ニマとか、とにかく意地悪そうだったのに、今めっちゃ笑顔だ。

どういう事?

私の方が頭がパニックになっている。
今の状況が理解出来ない。



「あーー、新一。俺の連帯保証人になるか?」

「うーん、それは遠慮しておこうかな」

「はあ?さっきと言ってる事ちげえよ」

「いや、だって瞬逃げそうだし」

「信用ねえな。まあ、…逃げるな。すぐに」

「だろ?」


ケラケラと笑い合う二人。
見ると、本間も笑っている。

秋人は?


視線を上げると、ばちっと瞬と目が合った。

それから、瞬は髪の毛を掻き上げると。


「あー…愛、悪かったな」


そう言った。

私は目をパチパチとさせる。
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