LOVE School Life Ⅰ【完結】
「ごめん、俺帰るわ。愛ちゃん、行っておいで」
秋人はそう言いながら、貼りつけた様な笑顔を見せた。
何で、そんな笑い方するわけ?
何それ。
いっつも、変に束縛して来た癖に。
あー…それに写真の事も思い出した。
「私も行かない!秋人送って来る!
だから、瞬!辞めたらご飯食べに行こう!」
「え。ラブ行かないのー」
「うん、ごめん!」
口を尖らせている結城は無視しておいてっと。
瞬を見ると、口角を少し上げてるからよしとしよう。
秋人の腕を掴み、私は前へずんずんと進む。
呆気に取られてる秋人はこの際、無視!
暫く歩いたとこで、私は立ち止まった。
それから、くるっと振り向いて秋人の顔を真っ直ぐに見つめる。