LOVE School Life Ⅰ【完結】
「愛ちゃん、待って」
後ろから秋人が追いかけて来るけど、
「ふん!」
と、鼻を鳴らして、私はシカトして歩いて行く。
後ろでクスクスと笑い声がするけど、それもシカト!
もう、シカト!
「愛ちゃん、顔真っ赤」
「……誰の所為だあああ」
漫画とかなら、きっと私の頭から角生えてるよ。
それで、牙とかも生えちゃってて、かなり怖い形相の筈だ。
「愛ちゃん」
「……」
「あーいちゃん」
「……チッ」
「舌打ち!愛ちゃん!あはっ」
「………」
どんどん墓穴を掘ってる様な気がするのは気の所為だろうか。
いや、多分。
気の所為じゃない。
「愛ちゃんーあーいちゃん」
「………」
さっきから、大声で呼ばれる私の声。
歩く人、歩く人。
全てがこっちを見てる様な気がする。
寧ろ、見てるな。クスクスと笑われてる。
ぴたっと足を止めると、うおっと声が直ぐ後ろから聞こえた。
後ろから秋人が追いかけて来るけど、
「ふん!」
と、鼻を鳴らして、私はシカトして歩いて行く。
後ろでクスクスと笑い声がするけど、それもシカト!
もう、シカト!
「愛ちゃん、顔真っ赤」
「……誰の所為だあああ」
漫画とかなら、きっと私の頭から角生えてるよ。
それで、牙とかも生えちゃってて、かなり怖い形相の筈だ。
「愛ちゃん」
「……」
「あーいちゃん」
「……チッ」
「舌打ち!愛ちゃん!あはっ」
「………」
どんどん墓穴を掘ってる様な気がするのは気の所為だろうか。
いや、多分。
気の所為じゃない。
「愛ちゃんーあーいちゃん」
「………」
さっきから、大声で呼ばれる私の声。
歩く人、歩く人。
全てがこっちを見てる様な気がする。
寧ろ、見てるな。クスクスと笑われてる。
ぴたっと足を止めると、うおっと声が直ぐ後ろから聞こえた。