LOVE School Life Ⅰ【完結】
「今日さ、俺…もしかしたら昼休み来れないかも」
「ん?そうなの?」
「ちょっと、先生に頼まれごとされててさ」
「わかったわかった、平気だよ」
寧ろ、毎日来てくれて感謝してるのに。
少しぐらいいられなくたって、全く気にしない。
確かに、クラスの女子三人組以外の女子と話す事はないけど、特にいじめられたりしてるわけでもないし。
挨拶して、返してくれたりもしないけど。
でも、空気の様なもんだって思ったら別段気にならない。
最初こそ、落ち込んだけど、意外と私は楽しく過ごせている。
昔なら考えられなかったけどね。
これも多分、秋人のお陰なんだろうなあ。
それから、暫くして本間や結城も教室に入ってくる。
おはよーと笑顔で交わすと、すぐに秋人と向き合う。