LOVE School Life Ⅰ【完結】
「…何で?」

「気になったから」

「秘密」

「好きなら言えるじゃん?なんか、ラブとあっきー見てても恋人って感じじゃないんだよね」

「………」


結城の問いに何も言う事が出来ない。
だって、その通りだ。


お互いが好きでもない関係なんだ。

最初は秋人が私を好き?何で?とか思ってたけど、それも嘘ってわかって。


私も秋人も、好きでも何でもない関係。
恋人と呼ぶにはおかしい関係。
期間限定の関係。


だけど、それを二人が了承してるんだ。


それだけの関係。


多分、秋人は麗さんへの気持ちを少しでも誤魔化したいから。


「でもさ、もしもあっきーを好きじゃないならね?
俺と付き合ってもよくない?」

「…………は?」


えと、この男は何て言った?
何て言いましたか?


俺と付き合ってもよくないですと?
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