LOVE School Life Ⅰ【完結】
13.わかっちゃったんだ
私が図書室に入り、本を選んでいると携帯が震える。
秋人からのLINEだ。
【ごめん!頼まれゴト終わりそうになくってさ!
放課後残らないといけなくなった。
送る事出来ない。ごめんね!】
その後に、土下座して謝る可愛いスタンプが届く。
私はふふっと微笑むと、返事をした。
【わかったよー】
簡潔な可愛くない返事。
既読がついたのを確認すると、私は携帯をしまって本を持つと図書室を後にした。
今日は久々に一人だな。
つか、転校してから一人で帰るってもしかして初めて?
…わあ、貴重な一日になりそうで。
そう思いながら、午後の授業を受けた私。
後ろで何かちらちらとこっちを窺う結城は完璧無視した。
今日の授業が終わると、カバンを手に教室から一番に出た私。
後ろで何かを言う結城の声も聞かなかった事にして。
昇降口まで行った時。
そこにいた人物に目を瞠った。
「……瞬」
私のクラスの靴箱の前にいたのは、紛れもなくあの瞬だった。
瞬は私に気付くと、腰を上げて私の前に立つ。
秋人からのLINEだ。
【ごめん!頼まれゴト終わりそうになくってさ!
放課後残らないといけなくなった。
送る事出来ない。ごめんね!】
その後に、土下座して謝る可愛いスタンプが届く。
私はふふっと微笑むと、返事をした。
【わかったよー】
簡潔な可愛くない返事。
既読がついたのを確認すると、私は携帯をしまって本を持つと図書室を後にした。
今日は久々に一人だな。
つか、転校してから一人で帰るってもしかして初めて?
…わあ、貴重な一日になりそうで。
そう思いながら、午後の授業を受けた私。
後ろで何かちらちらとこっちを窺う結城は完璧無視した。
今日の授業が終わると、カバンを手に教室から一番に出た私。
後ろで何かを言う結城の声も聞かなかった事にして。
昇降口まで行った時。
そこにいた人物に目を瞠った。
「……瞬」
私のクラスの靴箱の前にいたのは、紛れもなくあの瞬だった。
瞬は私に気付くと、腰を上げて私の前に立つ。