LOVE School Life Ⅰ【完結】
「…皆、そこまで言わなくてもよくない?」
少し離れて歩く結城は一人でぶつぶつ呟いている。
…くどい。しつこい。うざい。ねちっこい。
思い切りしかめっ面をする私。
「何で転校したの?」
そんな結城に慣れているのか、本間は全く気にせず私に尋ねた。
その問いに狭かった眉間が広くなる。
「お父さんの転勤」
「あーなるほど。
元はどこだったの?」
「すぐそこだよ、関東だし」
「へーそうなんだ。
で、今度家に遊びに行っていい?」
「…何で?」
この流れで、どうしてそうなるの?
本当にこいつらの脳内は下しかないのか。
「え、だって面白そうじゃん」
「来ないでいい」
はっきりとそう言う私に、また本間はべこってへこむ。
それに秋人が続けた。
「愛ちゃんの家とか行きたいし!そう思うよな、瞬」
「…いや、別に」
「何、それ瞬カッコいい」
「…………」
何だ、この会話。
いつものことなのだろうか。
とにかく関わるのやめよう。
突っ込まないぞ、私は!
少し離れて歩く結城は一人でぶつぶつ呟いている。
…くどい。しつこい。うざい。ねちっこい。
思い切りしかめっ面をする私。
「何で転校したの?」
そんな結城に慣れているのか、本間は全く気にせず私に尋ねた。
その問いに狭かった眉間が広くなる。
「お父さんの転勤」
「あーなるほど。
元はどこだったの?」
「すぐそこだよ、関東だし」
「へーそうなんだ。
で、今度家に遊びに行っていい?」
「…何で?」
この流れで、どうしてそうなるの?
本当にこいつらの脳内は下しかないのか。
「え、だって面白そうじゃん」
「来ないでいい」
はっきりとそう言う私に、また本間はべこってへこむ。
それに秋人が続けた。
「愛ちゃんの家とか行きたいし!そう思うよな、瞬」
「…いや、別に」
「何、それ瞬カッコいい」
「…………」
何だ、この会話。
いつものことなのだろうか。
とにかく関わるのやめよう。
突っ込まないぞ、私は!