LOVE School Life Ⅰ【完結】
「ふ、ははは。わっかりやす。
そんなんわかってたよ、最初から」

「……最初から?」

「そー、最初から。
だって、興味なさそうだったもん。
俺達とかに」

「………」

まあ、確かに興味ないけども。

「だってさー、なんか、一々反応し過ぎだし。
今も、顔真っ赤。
こういうの慣れてないんでしょ?」


ばれてる。
彼には全て。


「てなわけで、俺いただいていい?」

「は?」


そう言うと、瞬は私の首元へと顔を近付けた。
ゾクっとする背中。


「や、やめてっ!!」

「何で?」

「やだ、そんな気ない!」

「そう?俺の腕を取ったのって誘ったんじゃないの?」

「はーーー!?違うーーー!違うよ!!」

「…どっちでもいいよ」

「…よ、よ…」





「「「よくなーーーーーい!!!」」」



その声と同時にガラガラっと扉がけたたましく開く。
そこにいたのは、お馴染みの三人。



チャラオーズ。
はあ、もうユニット組めよ。
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