LOVE School Life Ⅰ【完結】
「……立てるか」


こいつも違げえだろ。
三人と違うとか思ったけど、脳内は一緒だ。

むしろ、こいつのがパッパラパーだ。


今、自分が襲おうとした女に悪びれた様子もなく、しれっと立てるかって。
どれだけ勝手なわけ!?


「……お断りします」

それだけ告げると、私は自力で立ち上がろうとする。
…が、思っていたよりも怖かったらしく、私は腰を抜かしていたようで。

また、へにゃんとその場にへたりこんだ。


それから、パタパタと零れ落ちる涙。
自分の感情がコントロール出来ないことなんて初めてだった。


私の涙を見て、さすがの瞬も驚きの色を隠せない。
三人も私に吃驚して、走り寄る。


でも、一番吃驚していて、戸惑っているのは…私だ。
はたはたと流れる涙を制御しようと試みるけど、止まらない。

それよりももっと、溢れてくる。


…意味わかんない。


「ラブ、大丈夫?」

「怖かったのか、愛ちん」

「瞬に何かされた?愛ちゃん」


次々に三人が心配の声を出すけど。

私は。
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