LOVE School Life Ⅰ【完結】
「うるさいっっっ!!!!」


そう、怒鳴っていた。


また吃驚する四人。


「何なんだよ、あんた達は!!
モテんのか知らないけど、女が全部自分のモンだとか思ったらおーきな勘違いだからね!!
私はあんた達に興味もないし、好きになんかならない!
ついでに言うと、17で経験人数三ケタってどんだけだよ!
汚い!無理!生理的に無理!!!」


言ってから、ハっとする私。
…言いすぎた。

いくら…ムカついたからって、生理的に無理だなんて。


でも、…間違ったことなんて言ってない。
…言ってない。

ぎりっと拳を強く握りしめる。


「…そうだよね…、なんかごめん」


私の方が酷いことを言ってるのは明白なのに。
結城はしゅんとしながら俯いて謝った。

それにチクンと胸が痛む。


「…有紗とか、由紀とか、翔子、いい子だから何かわかんないことあったらそっちに聞いて」

「…………」


泣きそうな顔をしながら、とぼとぼと扉まで向かう結城。
後ろの二人は何も言わず、俯いたまま。瞬も同じく黙っている。


…やっぱり、言いすぎた、かな。

言いすぎた、そう言おうとした時。
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