LOVE School Life Ⅰ【完結】
「ラブ、今日クレープ奢るからメアド教えて」

「遂に物で釣り始めたぞ!」


結城がそう言うのを、直ぐ様本間が突っ込む。
さっきまでへこんでいたのに、もう大丈夫らしい。

………考えすぎか。
なんか、あんなヒョウキンな結城がそこまで考えてる感じ…しないし。


苦手だし、嫌いだし、ムカつくけど…多分。
悪い奴じゃないんだろう。
皆。


まあ、出来たら関わりたくないって部分は同じだけどね。


でも、この学校で皆と仲良くするには、この四人との関わりが必要不可欠のような気がする。


有紗が言ってたし。
学校のほぼ、全員の女子と関係を持ってるって。

信じられないけど。
でも、さっき私が言いすぎた時も否定しなかったし。

多分、事実だからだよね。


「なあ、今日の合コンどうすんの?」

五人で並んで歩くと、秋人が話し出す。
そんな話を今、私の目の前でしなくてよくないですか?

そう思いながら話を聞いている私。
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