LOVE School Life Ⅰ【完結】
いや、ニコっじゃなくて…。


「むむむむ、無理です!私、もう帰りますから!」

顔の前で手をぶんぶん振って誘いをどうにか断ろうとするけども。



「ラブに拒否権はない!」



そうやって、がしっと苦笑いしている私の腕を掴む。
反対には笑顔の本間。


放課後、私が秋人と瞬に捕まった時の様に。
今度は結城と本間が私を掴んでいる。


か、勘弁して下さい。
本気で帰らせて下さい。
どうしてモテるあんた達と一緒にいなきゃダメなの?

しかも、合コンドタキャンでしょ?
そんで私と遊んでるとか…。

考えただけで恐ろしいんですが。


これは転校生だから珍しいってだけだよね?
珍しいってだけにして下さい。
まじで神様、お願いです。




…泣きそうだ。
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