LOVE School Life Ⅰ【完結】
「り、理想のタイプ…?」

そう、考えてみると。
何故か私は横に並ぶ会話に全く興味なさげな瞬の顔を見ていた。

本当、無意識に。


三人がその視線の先をなぞるように見る。
そして目をまん丸にした。


「ま、まさか」

「そんな」

「あり得ない」

チャラ男軍団が各々、思った事を口に出す。


「いやっ、別に誰も理想だなんて言ってな…」

って、聞いてない。
三人はもう瞬に文句言ってるし。


ごめん、瞬。いや、瞬様。
ただ、私は助かりました。


「おい、瞬たん!ラブと何があったんだよ!」

何もありませんでした。
心の中で突っ込む。
だって、口にしたってこの様子じゃ信じてくれない。


「愛ちんに何したんだ!?瞬!?」

襲われそうにはなりましたが、未遂です。
助けてくれた貴方達は神様です。
また、心の中で思う。


「俺の愛ちゃんをーーー!!」

「いや、それは違う」

あ、口に出てしまった。
秋人、どうしてもそれは突っ込みたくなったぞ。

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