LOVE School Life Ⅰ【完結】
「おい、ゴムそのままにしとくな」
「は?…あーーー!」
そう、瞬に机を指でさしながら言われて秋人は慌てて机に走った。
苦笑いしながら秋人は後ろ手に机に隠しているが。
私はばっちし、しっかり見てしまったよ。
その正方形の、包みに入ったそれ。
避妊具と呼ばれているものでしょう。
「…さいってい」
「ち、違うんだよ、愛ちゃん!これは今日の合コンの為に…」
「………」
腕をパタパタ動かしながら否定する秋人だけども。
もしも、今日の合コンの相手と使おうと思ってたなら。
なお、最低なんですが。
彼はわかっていないんでしょうか?
冷めた目で私はなるべくベッドから遠い位置に座った。
秋人は気まずそうに肩をすくめて小さくなっている。
ベッドに座りながらちらちら私を見ているのがわかったけども、私はそれを無視した。
「なー秋人、お茶よろしく」
「俺も」
結城と瞬にパシられた秋人はコクコクと頷いた。
「なあ、今日姉ちゃんいない?」
「いないはず」
「…よかった」
「お姉ちゃんいるの?」
本間の言葉に引っかかりを覚えたが、秋人に姉がいることが予想外だったから私は秋人に尋ねた。
「は?…あーーー!」
そう、瞬に机を指でさしながら言われて秋人は慌てて机に走った。
苦笑いしながら秋人は後ろ手に机に隠しているが。
私はばっちし、しっかり見てしまったよ。
その正方形の、包みに入ったそれ。
避妊具と呼ばれているものでしょう。
「…さいってい」
「ち、違うんだよ、愛ちゃん!これは今日の合コンの為に…」
「………」
腕をパタパタ動かしながら否定する秋人だけども。
もしも、今日の合コンの相手と使おうと思ってたなら。
なお、最低なんですが。
彼はわかっていないんでしょうか?
冷めた目で私はなるべくベッドから遠い位置に座った。
秋人は気まずそうに肩をすくめて小さくなっている。
ベッドに座りながらちらちら私を見ているのがわかったけども、私はそれを無視した。
「なー秋人、お茶よろしく」
「俺も」
結城と瞬にパシられた秋人はコクコクと頷いた。
「なあ、今日姉ちゃんいない?」
「いないはず」
「…よかった」
「お姉ちゃんいるの?」
本間の言葉に引っかかりを覚えたが、秋人に姉がいることが予想外だったから私は秋人に尋ねた。