LOVE School Life Ⅰ【完結】
「長く続かなくて、そんな時に秋人が連れて来たのが新一だったんだよね」

「へえ…」

「新一、まだウブでさ。
私が食ってやったわけよ」

「へえ、食って………って、えええええ?」


さらっと、なななな何を重大報告しているの!!


食ったって。
いや、それ、女の人から出る言葉じゃないですから!


「それからー新一、垢抜けたのか人気出始めちゃってさー。
彼氏になれって言ってるのに、新一逃げてるし。
私、あれから新一だけなのに」

「……」


そんな、清楚な顔でぷくうっと頬を膨らませないで下さい。
こちらがキュン死してしまいそうです。


可愛すぎます。

なのに。
そう思ったのに。


ガン!!!!


急にテーブルをグーで思い切り殴り付ける麗さん。
それにびくっと飛び上がりながら私は麗さんを見る。
< 62 / 295 >

この作品をシェア

pagetop