LOVE School Life Ⅰ【完結】
「本当に新一は色々な女に手ぇつけて。
私が好きだってことを知ってるくせに」


なんて、鋭い目を見せて私に言う。
…いや、それ私に言わないで下さい。


結城のところまで一緒に行くので、是非とも結城の前で。
てか、是非とも結城に言ってやって下さい。


学級委員が不純異性交遊だなんてって。
いや、しちゃいけないわけではなくてですね。

何ものにも限度、節度ってものがですね。


「愛!」

「はいいい」


色々考えていると、突然私の名前を呼ばれてまた飛び上がりそうになった。


「なんかあったら私のとこにすぐおいで」

「え?なんか…?」

「そう、あいつらと絡んでると女にやっかまれるからな。
不本意だが新一も、秋人もモテるからな」

「あ、でも今日友達出来たので」

「ふーん…私の好意を受け取らねえと?」

「い、いや!麗さんに何かあったら言います!!」

「よろしい」

満足そうに頷くと、麗さんは「携帯」と言って強制的に連絡先を交換された。
“安達麗”なんて名前が入ってるだけで私、怖いんですけど。
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