LOVE School Life Ⅰ【完結】

え。何？


それから、視線を黒板へと向ける。




そこには。


“転校生雪村愛はヤリ○ン！”
“経験人数、三ケタ！次のターゲットは学級委員”



でかでかと、私の悪口が書いてあった。


「………何、コレ」


唖然として、言葉が出ない。


すぐに私の前へと来たのは昨日の女三人組。
有紗に由紀に翔子。



「ごめんね、なんかちょっと話したらすぐに噂広まっちゃて…」

「悪気はなかったんだよ」

「自慢したくってさ、私達」


由紀を筆頭に、次々と弁解する三人。
だけど、そんな三人の言葉なんて私の耳を素通りしていた。



…ヤリ○ンって。
私、処女なのに。


昨日、瞬が知ってたぐらいだから多少なりとも噂として広まってるだろうなとは思っていた。

でも、こんなあからさまに嫌がらせみたいな事されるとは思わなかった。