LOVE School Life Ⅰ【完結】
そんな私に気付くわけない品川先生は顎をしゃくりあげながら

「あー、雪村自己紹介をしてくれ」

そう言った。


「…はい」


渋々返事はしたけども。
この変な空気の中で?
本当に、嫌。


「………雪村、愛です」


一言、そう言う。
もう終わってくれ。

だけど、そうさせない結城学級委員。


「愛!?愛ちゃん!?
やっべー」


何がやばいのか、わからない。
隣で結城と同じように二号もヤバイと言っている。

何がやばいのでしょうか。







「だって、ラブちゃんじゃん!!」








…………………は?



一瞬、クラスの空気が凍りついたように思えた。
だけど、当の本人と隣にいるチャラ男二号は興奮しながら話している。



推測するに、このクラスの学級委員は空気が読めない模様。

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