LOVE School Life Ⅰ【完結】
「処女だから、ヤリ○ンとかってのは嘘だ!
まあ、俺がターゲットなら嬉しいけど」

「…結城。何言ってくれてんの?」


ゴゴゴゴゴと、きっと効果音があるならば地鳴りの様な音が出てたに違いない。


私の顔を見て、やばって顔をする結城。



「庇ってくれたのはありがたいけどね。
余計なんだよ、あんたは。全てにおいて一言余計なんだよ!!!!」


完璧修羅。


「ごめんなさい~…」


私の形相に泣きそうになる結城。
更に爆笑する本間。


「黙れ、本間!!」

「はいぃっ!!」


びくっとしながら、すぐに笑うのを止めた本間。


あああああ。
もう、私のスクールライフが。

本当に終わった。


処女って、関係ない男子にまで知られてしまった。


彼氏なんて絶対出来ない。
友達だって出来ない。


初日以上に最低な朝だ。


ぎゃーぎゃーする私達に唖然としてるのは、周りのクラス仲間。
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