LOVE School Life Ⅰ【完結】
6.お試し恋人
「そういえば」
秋人がいなくなってから、私は本間の方を振り向く。
「…結城は?」
そこに結城の姿がなかった。
「ああ。なんか、保健室」
「え?何で?」
「うーん、恋の病」
「……はあ?」
「愛ちんは罪な女だよ」
「何で私なの」
「ツーン」
そう言いながら、本間はぷいっと顔を逸らして一切話を聞いてくれなかった。
ツーンって。言葉にするモノですか、それ。
…よくわからないんですが。
結城、恋の病って。
それ、仮病じゃん。
保健室いていいのか。
お前、学級委員だろ。
はあ。まあ、いいか。
結城いない方が実際静かだし。
その日、結城が現れたのは午後になってからだった。
カラっとした元気な声で、
「わりー、ばっちし寝てた!」
と言ってクラスの笑いを取っていた。
私もそんな結城を見てたから、目が合った時何か言おうと思った。
だけど、ばちっと目が合ってすぐに結城は目を逸らした。
それは、絶対に勘違いじゃないと思う。
まあ、いっかあ。と思いながら私は次の授業の準備をした。
秋人がいなくなってから、私は本間の方を振り向く。
「…結城は?」
そこに結城の姿がなかった。
「ああ。なんか、保健室」
「え?何で?」
「うーん、恋の病」
「……はあ?」
「愛ちんは罪な女だよ」
「何で私なの」
「ツーン」
そう言いながら、本間はぷいっと顔を逸らして一切話を聞いてくれなかった。
ツーンって。言葉にするモノですか、それ。
…よくわからないんですが。
結城、恋の病って。
それ、仮病じゃん。
保健室いていいのか。
お前、学級委員だろ。
はあ。まあ、いいか。
結城いない方が実際静かだし。
その日、結城が現れたのは午後になってからだった。
カラっとした元気な声で、
「わりー、ばっちし寝てた!」
と言ってクラスの笑いを取っていた。
私もそんな結城を見てたから、目が合った時何か言おうと思った。
だけど、ばちっと目が合ってすぐに結城は目を逸らした。
それは、絶対に勘違いじゃないと思う。
まあ、いっかあ。と思いながら私は次の授業の準備をした。