LOVE School Life Ⅰ【完結】
「今度遊びに行こうね」
「うん!」
「愛ちゃーん」
仲良くしている私達の間に入って来たのは、約束通り迎えに来た秋人だった。
秋人が好みと言っていた翔子は私にもわかる様に、目をキラキラとさせる。
「あ、秋人」
「翔子、今日も可愛いねえ」
「あはは、うまいね、本当に」
「何、愛ちゃんとお友達?」
「うん」
「今度、秋人、私の家に瞬とおいでよー」
横からそう言ったのは、由紀。
「わかった、瞬に言っておく」
「秋人、今日の髪型いい感じじゃん」
そうやって笑いながら、秋人の髪の毛を触るのは有紗。
「そう?そろそろ切ろうと思ってるんだけど」
「そうなの?いいじゃん。また髪の毛青にして来てよ」
「あれ好評だったもんね」
四人で会話が始まってしまって、私は中々入って行けない。
しかも、後半は私の知らない話題。
秋人、髪の毛青だったんだあ。
似合いそうだな。
なんて、思いながら秋人の髪の毛を見る。