LOVE School Life Ⅰ【完結】

「今度遊びに行こうね」

「うん!」

「愛ちゃーん」


仲良くしている私達の間に入って来たのは、約束通り迎えに来た秋人だった。
秋人が好みと言っていた翔子は私にもわかる様に、目をキラキラとさせる。


「あ、秋人」

「翔子、今日も可愛いねえ」

「あはは、うまいね、本当に」

「何、愛ちゃんとお友達?」

「うん」

「今度、秋人、私の家に瞬とおいでよー」


横からそう言ったのは、由紀。


「わかった、瞬に言っておく」

「秋人、今日の髪型いい感じじゃん」

そうやって笑いながら、秋人の髪の毛を触るのは有紗。


「そう?そろそろ切ろうと思ってるんだけど」

「そうなの?いいじゃん。また髪の毛青にして来てよ」

「あれ好評だったもんね」


四人で会話が始まってしまって、私は中々入って行けない。
しかも、後半は私の知らない話題。

秋人、髪の毛青だったんだあ。
似合いそうだな。

なんて、思いながら秋人の髪の毛を見る。
< 92 / 295 >

この作品をシェア

pagetop