新撰組と闇夜の少女 -幕末恋物語-





私が目覚め数刻した時に、
拷問室の扉がガラガラと音を立てた。


蓮華「今日は斎藤一か」

斎藤「何故、俺の名を?」



斎藤一は、答えた後何かしら驚いた顔をしている。



蓮華「今日は拷問しないのか?」


斎藤は何も喋らず私に縛り付けてあった縄を解き始めた。



蓮華「何故外す?
俺は何処の誰かも吐いていないのに」









< 54 / 143 >

この作品をシェア

pagetop