新撰組と闇夜の少女 -幕末恋物語-
°女中としての仕事
朝になり目が覚めた。
まだ土方は寝ていた。が、夜遅くまで仕事をしていたのであろう、机にうつ伏せで寝ている。そのせいか肩に掛けてあった羽織が落ちていた。
私は、その羽織をたたんで毛布を彼に掛けようとしたらいきなり畳みに押し付けられた。
ードンッ
土方「何してる」
蓮華「羽織が落ちていて、羽織じゃ寒いと思い毛布を掛けようとしただけです。
起こしてしまってすいません」
土方「俺昨日言っただろ。
お前の事まだ認めてないって。だから俺の事はほっとけ。出された仕事だけをしてろ!」
蓮華「………ッごめんなさい」