fine×fine 番外編集
「お前さ、本当に剣強いの?」
これって僕に言われているのだろうか?
とりあえず後ろを向いて見る。
「うわっ!」
僕と歳の変わらないだろう青年が思ったよりも近くにいた。
「え、あ…うん。そうだよ。」
なぜかその青年に圧倒される。
「へえ、人って見かけによらねえのな。」
はい、その言葉カチン。
僕それなりに筋肉だってあるし、ちゃんとトレーニングだってしてる。
「俺は伊庭雪継。早速だが、俺と勝負しよう!」
言い返す前にどんどんと一人で話を進めて行く。
…ん?
伊庭?
伊庭って、あの…
「幕臣の?」
「そうだよ。ここじゃ剣使えないし、広場でも行こうよ。」