いつか見つけてね。
史君を玄関で送ってから私は学校の準備をする。

すると、ピンポーンと玄関のベルが鳴った。



朝から訪れてきたのは、濱野さんだった。


スーツ姿の濱野さん、


「おはようございます。

仕事は?」


今日、月曜日ですよね?

もう、9時過ぎていますけど。



「大丈夫。今日は遅出でいいから。

送っていくよ。」


まるで、私のクラスの時間を知っているような素振り。


「ありがとうございます。


待っててくださいね。」


一応、お試し彼氏だし、いいのかな。


短大の前に横付けされたスポーツカーはかなり目立った。


「そこで、結構です。

それじゃ、ありがとうございました。」

「ああ。

さっきから、ありがとうってばかりだけど、ぜんぜん気にしないで。

俺がやりたくてやってるんだから。

じゃ、楽しんできてね。」



そして、そこに真由たちがいたからすぐに、合流した。

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