いつか見つけてね。
一緒にいても史君とは全く違うタイプ。


年上だけど、すごく自由奔放な感じ。




それでいて、何かオーラを感じてしまう。


居酒屋へついた時にはもう仕事帰りの会社員で込み始めていた。


みんなスーツを着た大人であふれる居酒屋。


甘いカクテルよりも焼酎や酒の量が豊富でカウンターでは炭火でいろんなものが焼かれている。

合コンで行くようなそんなところじゃなくて、もっと仕事の話を始めそうなそんなところ。




奥のテーブルがちょうど空いていてそこに私と濱野さんが座った。




少し年配の店員さんが


「あれ、今日は女性となんて珍しいですね。






あっ、妹さん?」

って私の顔を見るから、違いますって言おうと思ったら


「違うよ。

俺の彼女。」



すると店員さんが


「へーっ、濱ちゃんの彼女か~。

それは、初めまして。


濱ちゃんがここに彼女をね~。」


そう言って注文をとって店員さんは戻っていった。







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