いつか見つけてね。
安為が仕事している経営へ俺は常務という肩書で会議に現れた。


その時のアイツの目、

ウロウロと焦点があっていないみたいで、プレゼンをあいつの部下がしているのも耳に入っていないみたいだった。


その後部署の方にも足を運ぶとみんなの目が向けられる。



だから俺はわざと安為のもとに行って大きな声で



「この前は、まさか偶然に会うとはな。


あれから料理楽しめたかな?」



少し嫌味っぽく言ってやると目を上げて申し訳なさそうに



「はい。


その、、



先日は」


というから、

「また会うかもしれませんからほどほどにしてくださいねとだけ言って離れた。
< 118 / 322 >

この作品をシェア

pagetop