いつか見つけてね。
*
朝、8時にドアをノックした。
もう起きて大学へ行く準備をしているところだろうと思っていたから。
でも、一向に返事がない。
おかしいな、友達の家にでも行ってるのか?
そう思って何も気に留めていなかった。
だから、大学が終わる頃を見計らって車の中で待っていた。
早く美穂の顔が見たい、そのことだけを思って。
そのドアをノックしたのは美穂じゃなかった。
「濱っちさん、何やっているんですか?
美穂なら休んでますけど?
っていうか、別にもう関係ないですよね。
フーー
そんな遊びに付き合わせるなんて酷いですよ。大人のくせに、ずるいです、あなたは。」
美穂の友達の真由から放たれたその言葉、その眼差しに身体が凍りつくような余寒を感じた。
朝、8時にドアをノックした。
もう起きて大学へ行く準備をしているところだろうと思っていたから。
でも、一向に返事がない。
おかしいな、友達の家にでも行ってるのか?
そう思って何も気に留めていなかった。
だから、大学が終わる頃を見計らって車の中で待っていた。
早く美穂の顔が見たい、そのことだけを思って。
そのドアをノックしたのは美穂じゃなかった。
「濱っちさん、何やっているんですか?
美穂なら休んでますけど?
っていうか、別にもう関係ないですよね。
フーー
そんな遊びに付き合わせるなんて酷いですよ。大人のくせに、ずるいです、あなたは。」
美穂の友達の真由から放たれたその言葉、その眼差しに身体が凍りつくような余寒を感じた。