いつか見つけてね。



「ああ。今日帰ってくるって連絡があったから。」

俺が直接に美穂から聞いたわけじゃないけど


「あっ、そうか。


それなら、俺は美穂の友達だけ連れて帰ることにするから、後は美穂のことお願いします。


やっと、アイツ連絡したか。


まったく、そういうところ鈍感ていうか、何でも甘えろって言ってるのに、妙に遠慮したりして。


そのくせ、意地っ張りだし。


ほんと、これからも美穂のことお願いします。




そろそろ時間が来たみたいだから行きますか。」


俺らはラウンジを出て迎えにいった。



ゲートが開き、少したつと二人の女性が降り立つ。

一人は金髪でミニスカートにロングブーツをはいた女の子。

もう一人は、俺の大切な美穂。



金髪の子はいきなりこっちに向かって走り出す。

そして、史也に思いっきりダイブして抱きとめてもらっていた。


感情の激しいこの子、


多分、昨日電話で話したタミーだ。


そして、タミーに置いてきぼりをくらいゆっくりと歩いてくる、美穂。

でも、あまり笑顔ではないみたいだ。


俺は思わず彼女がこっちに近づいてくる前に、こっちから歩み寄った。
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