いつか見つけてね。
*
美穂と別れたあと、俺は本社へ行った。
親父に話があると言われたからだ。
久しぶりに訪れる本社。
フロントの受付たちは俺のことを知らない。
だから、出向中の肩書を言って会いたいと言うと直ぐに親父の秘書の大友さんがやってきた。
受け付けたちはもちろん立ち上がり彼に挨拶する。
「光信君も人が悪いね、自分の会社に来てそのまま上がってこればいいのに。」
なんて少したちの悪い冗談でも言われた顔をしている。
「お久しぶりです。今はまだ本社勤務じゃありませんから。サントーの社員としてお邪魔してます。
で、なんかあったんすか?」
エレベーターに入るなり口調を変えてしまう。
大友さんは俺の年上の兄貴いや、第2の父みたいなもの、親父とコンビを組んでずっと昔から支えてもらってる。
まるで、俺と妹尾みたいな関係。
だから気になってたことを聞いてみた。
「まっ、見ればわかるさ。
いつの間にか大人になってたんだな。
光信くんも会長と奥さんみたいな感じ?」
イマイチ話が掴めない、そうこうしているうちにエレベーターが開き秘書室へと足を進めた。
その時アイツが目の前にいた。
美穂と別れたあと、俺は本社へ行った。
親父に話があると言われたからだ。
久しぶりに訪れる本社。
フロントの受付たちは俺のことを知らない。
だから、出向中の肩書を言って会いたいと言うと直ぐに親父の秘書の大友さんがやってきた。
受け付けたちはもちろん立ち上がり彼に挨拶する。
「光信君も人が悪いね、自分の会社に来てそのまま上がってこればいいのに。」
なんて少したちの悪い冗談でも言われた顔をしている。
「お久しぶりです。今はまだ本社勤務じゃありませんから。サントーの社員としてお邪魔してます。
で、なんかあったんすか?」
エレベーターに入るなり口調を変えてしまう。
大友さんは俺の年上の兄貴いや、第2の父みたいなもの、親父とコンビを組んでずっと昔から支えてもらってる。
まるで、俺と妹尾みたいな関係。
だから気になってたことを聞いてみた。
「まっ、見ればわかるさ。
いつの間にか大人になってたんだな。
光信くんも会長と奥さんみたいな感じ?」
イマイチ話が掴めない、そうこうしているうちにエレベーターが開き秘書室へと足を進めた。
その時アイツが目の前にいた。