いつか見つけてね。
もちろん、久しぶりの大学だったけどこの前にみんなとは会っていたので全く違和感がない。


「とうとう、帰っちゃったんだね。

本当にすごいパーティーだったよね。


タミーでしょ、ケインでしょ、但馬咲でしょ。


あと、関ジャ*まで。」


なんて食堂でガヤガヤ話していると先輩たち、いつもならうるさいって言われるのに今日はみんないなかった。


「就職活動だよ。もう大変みたいよ。

私たちもすぐだよ、どうしよう。」


みんな短大に入ったばかりだと思ったのに、もう就職のことを考えないといけないだなんて。


「美穂は、どうする?

ちゃんと資格持ってるからいいよね。」


私は英語が得意だからその分はみんなよりも有利みたい。


「私たち、4年生の大学に編入すると思う。美穂もそうしなよ。」


みんなそう言い出した。



「え?」


みんな就職はまだしたくないみたいだった。


「私、アキラさんのところに就職するつもりだったんだけど。」


みんなとの大学生活も楽しそうな気がしてきた。


濱野さんなんて言うだろう?



前までは史君なら何て言うだろうって思ってたのに濱野さんを先に思ってしまうようになってた。




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