いつか見つけてね。
結局、みんなはもう手続きをして編入の申し込みをしていることがわかった。


私がタミーと一緒にいる間にそうして決めたみたい。

大学も併設されているから成績が良ければなんの問題もなく編入できる。


実は私達頭は悪くない方だから。



私は進学なんて全く視野に入れてなかったからなんだけど。

今晩光信さんに聞いてもらおう。

久しぶりに食べる彼の手料理と一緒に、なんて考えると顔がにやけてたみたいで、みんなから変なの~って笑われた。



本当に私のことを心配してくれた友達。


まだ知り合って1年も経っていないのに、前からずっと友達だったみたいな。




高校の時にはこんなことなかった。


むしろ、誰にも相手にされなかった。


彼を除いては。


だから、元カレとあんな風になってからはもうあの時のことは全く思い出さないようにしていた。


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