いつか見つけてね。


妹尾にそのことを言うと


「とうとうきたか。

これからが楽しみだな。」


と楽しそうな顔をして喜んでいる。


こいつのこんな顔を見るとすごく安心できた。


こいつには昔からずっとサポートしてもらっているから、これからもその調子で大丈夫って。


あいつのことも話し、大友さんと連絡を取り合いながら徐々にまりなを遠ざけてくれると言った。






それから俺はスーパーで買い物をすませ美穂の食べたいシチューを作る。


お手製ニョッキの入ったクリームシチューはイタリア料理店で学んだ本格派。


美穂の驚いた顔を想像しながら作っていると顔がニヤける。



ベーカリーのバケットもあると最高にいいかも。


そう思うともういてもたってもいられなくなり、車の鍵を摑んで駐車場に降りるためエレベーターを待った。

















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