いつか見つけてね。



美穂をベッドにおろした。


本当に愛して大事にしているとこんなにも臆病になるものなんだと思い知らされる。


何度もいろんな女と体を重ねてきた。

この部屋に人を入れたことなんて初めてのこと、妹尾でさえ俺を起こしに入ってきたこともない。


そこに美穂を抱きかかえたまま入った。

夜景に驚いてる美穂。

目が外を見つめてる。


アキラにここを見せられた時俺もこの夜景に目を奪われた。

それが理由でここに住むことにしたんだ。


もっと別のところでもセレブが住むマンションで夜景が見れるところはあった。


少しアメリカを思い出させるからかもしれない。



わざわざ窓ガラスを新調してプライベートガラスにしてもらった。



俺のお気に入りの部屋、ここに美穂がいる事だけでも嬉しい。



ムード照明が美穂を優しく包んで、キスするだけで俺は子供みたいに震えてしまう。



もう一度了解を得てキスする。


美穂はキスをすると安心するみたいで、俺に体を任せてくれる。


首筋に舌を這わすとビクッと震えるからキスをして落ち着かせる。


ブラを持つ手が震えたことを美穂は知らないだろう、


胸を手で覆い隠すから、また口付けると胸に手を当てられ、指を絡ませると少し安心したみたいに俺に体を任せる。



前にも唇を這わせた胸、舌で転がす突起に美穂の体がビクビクとふるえ声を上げていってしまったみたいだ。



だから隣に寄り添うように寝転ぶと彼女を引き寄せる。


「無理やりはしない。





愛してるよ。」





美穂の初めてを奪った時は無我夢中だった。

誰にも染まってない美穂を俺で一杯にしたかった。





今は違う、愛を育むためにある行為にしたい。

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