いつか見つけてね。


美穂はいたずらっぽく笑い、俺のことを翻弄する。


慌てて俺も寝室から出た。


俺のパジャマを着てキッチンで水を計っている、

多分俺にコーヒーを入れてくれるんだろう。


パジャマから出てる素足が、いつもより露出されてて目のやり場に困る。



昨日意識を飛ばした美穂に俺のパジャマを着せた。


ブラをつけることはしなかった。

女は寝るときはブラをしないと聞いたことがある。


こうやって朝まで過ごしたのは中学の時に悪さをしてたあの頃にまりなとだけ。


アイツの親が与えたマンションでだ。





美穂を裸で寝かせて風邪をひかせる訳にはいかない。

俺のシルクのパジャマを着せた。



まりなにこんな風に気を使ったことなんてない。

ただ寝てしまって起きたらシャワーをして帰っていった。


大事な美穂がコーヒーを朝から入れてくれる姿なんて想像もしてなかったから嬉しくてしょうがない。


顔に出ていたんだろうか


「もう少し待ってくださいね。

今、光信さんコーヒー切れみたいな顔してますよ。」


「ははは、バレたか。


待ち遠しいんだよ。」



コーヒーができるのが嬉しいんじゃなくて美穂とこうやって過ごせることが嬉しいんだ。













< 230 / 322 >

この作品をシェア

pagetop