いつか見つけてね。
この頃光信さんは忙しく仕事をしている。


新しい仕事のための顔合わせが毎日のようにあるみたいで、時間もあんまり作れないみたい。


でも、帰りには必ず家によってくれて私に抱きつき、話を聞いてくれる。


顔合わせして話を聞かされてばかりの後に私の話まで聞いてくれるから申し訳ないと言うと


「美穂の話はなんでも聞きたい。

どんな話でも俺には大事な話だから。」


なんて言って、聞いてくれる。





ある日、あんまり夜が遅い時、うちに来てそのまま腕を引かれて光信さんの寝室まで連れこまれると抱き枕のように抱きついてそのまま眠ってしまうことがあった。


はじめてでびっくりしたけど、ちゃんと連絡をくれるから次からはちゃんとパジャマを着て待ってた。


「寒いのにゴメンな、


部屋に入ったら髪を乾かそう。」

お風呂上りの私のことを気にして部屋につくと眠い体のはずなのにドライヤーで髪を撫でてくれる。


だから、私も一緒に寝るのが楽しみになっていた。


それからは、ほとんど光信さんの家で一緒に眠っている。



でも、




未だに最後まではイケてない。


というのも私がすぐに快楽で飛んでしまうから。


でも、徐々に唇で、指で、私の体は光信さんに開拓されていってる。


この前は光信さんが私のあそこに顔を埋めて、なんとも言えない声を上げてしまっていたのは覚えてるけど。









「今度仕事休みにデートに行こうか。」

そう誘ってもらって


「はい。


楽しみにしてます。」



もう、12月になリまわりはクリスマス一色になっていた。





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