いつか見つけてね。
「もちろんです。


私も光信さんと過ごしたくて、光信さんと過ごす初めてのクリスマスですから。」




「何がしたい?


なるべくリクエストに答えるよ。」


光信さんが優しく頬に手をやって私の目を見つめる。


「リクエストなんて、


ただ一緒にクリスマスを過ごせたら嬉しいです。








昔、アメリカにいるときにクリスマスをしたんですけどね。


大きなツリーがあってその下には数え切れないほどのプレゼントがおいてあったんです。


それを家族で一つずつあけながらいろんな話をしました。


だから、クリスマスのイメージっていつも家族と過ごすことばかりで、カップルでっていうのがピンとこなくて。」



「そうか、じゃ俺に任せて。


楽しいクリスマスにしような。」




「はい。」





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