いつか見つけてね。
優しくオデコにチュッと口付けされて、余韻に浸りつつ


あっ、私も光信にプレゼントがあるんだ、とすぐに顔を上げて光信を見ると


「光信、


私からもプレゼントがあるんだよ。


だから、早く起きて。


ツリーの前に置いてるから。」



私はスルッとベッドから抜け出てツリーの前に座りこんだ。

床暖房がきいていてほんのりと暖かい床。



その後に大きく伸びをしながら光信がやってくる。

そして彼も私の前に座り込んだ。



そして私はツリーの下から昨日アキラさんからもらった箱を渡した。



「メリー・クリスマス。」

喜んでくれると嬉しいけど、箱を開けるまで私のドキドキは続いていた。


こんなもの作ってって馬鹿にされちゃうかな?

と顔色をうかがってみると


「これって美穂が作ってくれたのか?」

と不思議そうに聞いてくるから


「うん。

そうなの。使いにくかったら使わないで、


ごめんなさい、あまり気がきいてなくて。」



そう言おうと思って、ごめんといいかけると


「ありがとう。今までもらったプレゼントの中で最高に嬉しいな。

今日はこれ使って飯食わなアカンな。


イヤ、使うのもったいなすぎるか。」


興奮気味の光信はすごく嬉しそうに今日のご飯を考えてる。


私もお揃いのお椀を作ってるから後で見せてみよう。



「使ってくださいよ。


ふふ。」


朝から顔がにやけてしまう。










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