いつか見つけてね。
バイトが終わって岳斗君と一緒に会社を後にすると史君が待っていた。


「一緒に飯でも行くか？」

そう言って岳斗君も誘ったら


「もちろん。

旨いところ連れてってくださいよ。」

って二人はすごく仲がいいんだってことがわかって嬉しくなった。




「一緒に飲もうぜ、岳斗。」

飲むつもりなんだ、

「私はあんまり飲めないんだから、飲み過ぎないでよ！」

って釘を刺しておいた。


二人とも私を見て

「「大丈夫だって。」」


声があって面白くて笑った。


史君の連れて行ってくれたところはお洒落なレストラン。

史君らしい所で周りにいる女性たちの目が釘付けになるのがわかる。

今日は史君だけじゃなくて、岳斗君もいるから目立つ。

店員さんも顔を赤らめながら注文をとりに来た。


良かった。ここならお酒の飲み過ぎは免れそう。


でも優にワインを一本空けてしまってたのには驚いた。

二人とも全く平気そう。
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