いつか見つけてね。
本当の姿


パーティーが終わると美穂が待っていると思うだけでこの面倒臭いと思ったパーティーも笑顔で乗り切れると思っていた。


料亭につくまでは。


俺は車をマンションに残してタクシーを捕まえた。


料亭の名前を告げると住所を言わないでも誰もが知っているその場所へ


タクシーはスムーズに料亭までの道を走る。

年末、仕事納めの会社もあるだろう。今日は人通りが多い。


美穂は今日で今年の仕事は終わったと喜んでいた。

友だち数人が冬休み限定のスキー場でのバイトに出かけていると言っていたが

美穂も行きたいか、と聞くとするスキーは苦手だって。


短大生でバイトをしているかわいい彼女。


美穂が作る夜食は高級料亭のいかなる料理よりもうまいだろうな。

早くたべたいな。なんて料亭につく前から考えてる。


土産に何か作っておいてもらおう、女将に話しておかないとなと考えている間に車は料亭の前に止まった。





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