いつか見つけてね。
岳斗君が、これは?と言って渡してくれたワンピースはヒップのところに切り替えがある少しウェスタン風なおしゃれなものだった。


「うん、かわいい。

これ着ていけばいい。

濡れたニットはそのまま持って帰ればいいから。」


支払いは岳斗君がお詫びってことで、私もすんなりオッケーした。


こんなところで時間を潰す事になったら、岳斗君の予定が遅れてしまう。

夜には帰りたいから

「それじゃ、岳斗君に付き合いますか。」


というと


「気合入りすぎ、」


って振り返って笑われた。


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